昨今、電気・電子機器はモバイル化が進み、自宅以外の交通機関、店舗、宿泊所などで利用する機会が増えてきました。
これらの電子機器類は、最近のニュースでも報じられているように、衝撃、破損などの原因により発火する場合があります。
この製品は、機器の万一の発火に備えて、炎を閉じ込め、外部への延焼を 防ぐ耐熱断熱性を有するカバー、バッグです。
製作例:出火対策・延焼防止カバー
緊急時の初期消火に
出火対策カバーの用途:
●機器が発火した場合、素早く発火物にかぶせると、初期消火に役立ちます。
●ホテル、簡易宿泊所などでの出荷時の緊急防火シートとしても使用できます。
●また遮光率99.88%なので、耐熱不燃の遮光シートとして 特殊な消火活動(太陽光パネルの火災等)に利用できます。
材料:
KSS ファイアプロテクション ※国土交通省不燃材認定品
厚み0.7mm 耐熱温度約1000℃ 火が着きません。
製作例:発火対策・延焼防止バッグ
発火時の炎、高熱を遮断
発火対策バッグの用途:
●飛行機、自動車、鉄道など交通機関において、乗客が携帯する電子機器が異常発熱、発煙などが生じた場合、初期の段階で、それらの電子機器を収納して、他設備への延焼を防ぐことを目的としています。
<材料例>:三層構成
①耐炎フェルト ※難燃繊維JIS A1323 A種合格品 ※PCを傷つけないため、熱の伝導をを抑えるためフェルトを使用。
②KSS ファイアプロテクション ※国土交通省不燃材認定品 耐熱温度約1000℃
③アルプロテック4585 ※防炎製品認定品
※ご希望に合わせて二層タイプも可能です。
材料の特徴比較について
※弊社商品は、人命に関わることなので、安全性を第一に考えて、従来品と比較して、耐熱性の高い材料を使用しています。
難燃フェルト 火は着くが、燃え広がらない |
耐炎フェルト 火が着かない、燃えない。 |
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ガラスクロス 耐熱温度 約500℃ 10分バーナーテスト後、生地は指で押すと形が崩れました。 |
ファイアプロテクション 不燃材料認定品 耐熱温度 約1000℃ 10分間バーナーテスト後でも生地は形状を維持していました。 |
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防炎シート 表面は塩ビ樹脂なので耐熱性はない。 防炎性があり、燃え広がらないが、溶けて穴が開く |
アルプロテック 4585 防炎製品 認定品 耐熱温度 約350℃ 燃え広がらない。溶けない。断熱性はある。 |
バーナーによる耐熱テスト
ガスバーナーの炎(約1200℃)を近距離から耐熱シートに約10分ほど当てます。
ガスバーナーの炎を従来品の「シリコン塗布ガラスクロス」に約10分ほど当てました。後で、手で触るとシートに穴が開きました。
ガスバーナーの炎を当該製品の材料である「ファイアプロテクション」に約10分ほど当てました。手で触ってもシートには穴が開きませんでした。
お問い合わせ、ご相談について
材料、製品選びのご相談を承ります。
ご相談の場合は、お問合せフォーム から、①熱対策の目的 ②使用場所 ③使用面積 ④希望材料等をご連絡下さい。
(ご注意):誠に申し訳ありませんが、個人の方のお問い合わせには対応しておりません。悪しからずご了承下さい。