伝導熱や輻射熱って何?
- 容器内の温度調整や、製品を温度変化から保護する場合に「断熱シート」が幅広く使われています。
- 現場の環境やそれぞれの用途に適した断熱シート製品を選ぶ必要があります。
- 伝導熱を断熱することは、対象物の温度変化を抑えることになり、結果エアコン使用量減少につながるのでCO2削減に貢献できます。
- 遮熱材と一緒に使用することで、さらなる効果が期待できます。
どんな熱を断熱するの?
「伝導」…直接接触することで高温側から低温側に熱が伝わります。
伝導による熱移動の例
・壁を通じて忍び込んでくる外の暖気
・熱した鉄棒に触ったときの熱さ
「対流」…液体や気体が循環することで、高温側から低温側へ熱が移動します。
対流による熱移動の例
・エアコンによる室内の熱循環
・やかんでお湯を沸かす際の温度変化
※熱の伝わり方(移動)には「伝導」「対流」「放射」の3つの形態があります。
「放射(輻射)」…高温の固体表面から電磁波(赤外線・太陽光線)の形で、低温の固体に熱が伝わります。
日照りが強いところや、赤外線ストーブ・高温炉の周辺など熱の放射が強いところで 「遮熱シート」が幅広く使われています。
シート製品の断熱性は、材料の性質だけでなく、その製品形状や環境の違い、これに伴う各種条件によって、同一の製品でも異なった値を示します。
それゆえ、実際の製品をその温度において長時間使用しても異常を示さないかどうか、サンプルでテストをおこなって十分ご確認ください。