両面シリコン塗布合繊耐熱シートの耐寒性能とは!?
低温環境下では
普通の塩ビシートは硬化して、拡げたり、畳んだりすることが不可能になります。
両面シリコン塗布合繊耐熱シートは、-60℃の環境でも硬化、劣化しない優れた耐寒シートです。
<特 徴>
●耐寒性に優れています。
耐寒温度は約-60℃です。
(※ドライアイス(-78.5℃)に接触させたテストでは、外見上、劣化が見られませんでした。)
●耐熱性に優れています。
耐熱温度は約200℃です。
●防水性に優れています。
水分、水蒸気を吸収したりしません。
●汚れが付きにくいです。
ペンキ、油汚れが付きにくいです。
耐寒性の比較テスト
ドライアイスの温度
ドライアイスの沸点は-78.5゚Cです。
よって常温で気化しているドライアイスの温度は-78.5℃となります。
ドライアイスで冷却
そのドライアイスを下記の材料で包み密封して、約2時間、冷凍庫に入れました。
それぞれの材料はドライアイスに接触することで、冷却され接触部は-78.5℃になるものと思われます。
冷却後のシートの変化
このように冷却された後、それぞれのシートの形がどのように変わるかを観察しました。
両面シリコーン塗布合繊耐熱シート
両面シリコーン塗布合繊耐熱シート(合材シート)は、カタログには耐熱温度-60℃~200℃と記載しておりますが、実際のテストでは、2時間-78.5℃のドライアイスで冷却しても、シートは柔軟性があり、硬化は見られませんでした。
また、引っ張たり、揉んでみましたが、特にシートが劣化した様子はありませんでした。
塩ビ樹脂塗布合繊シート
塩ビ樹脂塗布合繊シート(トラック幌用シート)は、-78.5℃に冷却すると、シートは硬化し、拡げるのに力を要しました。
また、拡げる時バリバリと音がしました。
糸入り塩ビシート
糸入り塩ビシート(防音シート)は、-78.5℃に冷却すると、シートは硬化し、拡げるのに、非常に大きな力を要しました。
また、拡げる時、バリバリと、音がしました。
<材料名>
両面シリコーン塗布合繊耐熱シート
<規格>
サイズ: W1550mm x 50M/巻
重量:370g/㎡ 厚み 0.4mm
トップコート:有り(両面)
色:ブラック
<性能>
耐熱温度 200℃
耐寒温度 -60℃
引き裂き強度:
30/25 daN(DIN 53363)
<用途>
※以上は、イメージ写真です。
①寒冷地用発電設備の保温カバー
②寒冷地用アスファルト合材シート
③寒冷地用車両パーツ保護シート
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