2024年11月29日
ANAホールディングス株式会社
菊地シート工業株式会社
TOPPAN株式会社
CAのアイディアから生まれた「Fire Resistant Bag」を機内に導入
- ANA、菊地シート工業株式会社、TOPPAN株式会社は世界初となる「Fire Resistant Bag」を共同開発しました。
- 「Fire Resistant Bag」は、異常発熱した電子機器を一時的に安全に退避させ、発火や破裂などのリスクからお客様や乗務員、航空機を守ります。
- 2025年1月より、販売を開始します。
ANA(本社:東京都港区、代表取締役社長:井上 慎一、以下 「ANA」)、
菊地シート工業株式会社(本社:大阪市鶴見区
代表取締役社長:菊地 宏子 、以下「菊地シート」)と、
TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPAN株式会社
(本社:東京都文京区、代表取締役社長:齊藤 昌典、以下「TOPPAN」)は、
航空機内で異常発熱した電子機器を一時的に安全に退避させ、
発火や破裂などのリスクから乗客や乗務員、
航空機を守る「Fire Resistant Bag」を共同開発しました。
2024年4月よりANAの機材※1に搭載されています。
この度この「Fire Resistant Bag」を航空業界やその他業界に向けて、
2025年1月より販売を開始します。
※1 ANA、Air Japan(AirJapanブランド含)、
ANAウイングスが運航するすべての機材
近年、リチウムイオンバッテリーの経年劣化や品質不良などによる
発火・発煙が国際的に報告されています。この状況を踏まえ、
「Fire Resistant Bag」はANA客室乗務員の現場の声から
企画・開発され、誕生しました。
本製品は、TOPPANが開発した火災発生時の熱に反応して、
消火効果のあるエアロゾルを放出する消火フィルム「FSfilm®」※2 と、
菊地シートが提供する「耐火袋※3」を組み合わせ、
異常発熱や変形などの兆候が現れた電子機器に迅速かつ安全に対処できる
設計となっており、延焼を防ぐことができます。
さらに、ANA・AirJapan・ANAウィングス全ての機材への搭載を考慮し、軽量かつコンパクトな設計となっています。
ANAグループ、菊地シート、TOPPANの3社が協力し、
客室乗務員が迅速かつ確実に、そして安全に対応できる方法が実現しました。
「耐火袋」と「FSfilm®」を組み合わせたこの製品は世界初のアイテムであり、
安全性を最優先に考えた取り組みの一環です。
3社は「Fire Resistant Bag」の販売を開始するとともに、
今後も、安全性を最優先に考え、最新技術を活用した取り組みを推進します。
※2 「FS film®」
「FS film®」は、消火効果の高いエアロゾルを放出する消火剤に、
TOPPANのコーティング技術と透明蒸着バリアフィルム「GL BARRIER」を
組み合わせることで、長期設置も可能な優れた初期消火効果を持つ
フィルムです。
参考 URL https://www.toppan.com/ja/living-industry/packaging/topics/column/002/
※3 「耐火袋」
「耐火袋」は発煙発火の恐れのある機器等を入れ、保管や移動が出来る
JIS A 1323 A種合格品のフェルトシートと海外製のアルミ付き耐熱シート
(防炎認定品)で構成された発煙発火対策バッグです。
参考 URL:
- 価格について
OPEN価格 最低ロット50セットより
※ロットによって価格は変動します
以上
販売・製品についてのお問い合わせ:全日空商事 ライフスタイル事業部 email ml_notice_fireresistantbag@anatc.com
報道機関からのお問い合わせ:
ANAホールディングス(株) 広報・コーポレートブランド推進部 03-6735-1111
菊地シート工業㈱ 国際事業推進室 06-6961-6893
TOPPANホールディングス株式会社 広報本部 03-3835-5636